P.D.A. CONCEPT
あくまでも攻撃的に = Power
さらに広範囲を = Distance
より正確に = Accuracy
グラファイトリーダーならではのコンセプトです。
PDAS理論
ルアーロッドと同様に、ゴルフシャフトに求められる性能は、P(Power)、D(Distance)、A(Accuracy)、S(Sensitivity)で形成されると考えます。グラファイトリーダーのシャフトは、これら4つの要素をそれぞれバランスよく配することにより、あらゆるゴルファーにベストマッチするシャフトデザインを実現しました。
BLANKS MATERIAL

45゜方向に交差させ配列したカーボン繊維を織り込むことにより、組布より積層密度の均一性と方向性をUPしながら肉厚に成型される分、曲げ、捻れ、圧縮への強さに対して、さらに優れた特性を発揮してくれます。これによりブランクスのしなり戻り(形状復元力)が速いためエネルギーロスを最小限まで抑え、弾き感、振り抜きの良さ、飛距離、正確性を実現できました。

SUPER QUATTRO GRAPHITE CLOTH LVは最軽量4軸組布です。0.90.45°繊維の運動エネルギー効果を損なうことなく、23%の軽量化に成功。よりタイトに軽量化が求められるものや、細径への使用に効果を発揮します。

高強度であり耐衝撃性に優れたケブラー繊維とカーボン繊維のコンポジット織物。カーボン単体ではなし得なかった、抜群の強度とフィーリングを誇ります。ブランクスに対して、バイアスカットで巻き込むことで、より多軸効果を発揮し、捻れ・潰れ方向の強度・ブランクスの追従性能がUPしました。
※フィッシングロッドにのみ採用

六角形を構成するようにカーボンスリットテープを組み上げた6軸組布が、エサゴナーレ グラファイトクロスです。中弾性高強度と高弾性カーボン繊維を物性的に最も優れた性能を発揮するように組み込まれており、3次元構造体として釣竿の強度アップにも寄与し、あらゆる方向からの力に対して柔軟に粘り強く受け止められる最高最強の多軸組布です。
※フィッシングロッドにのみ採用

ライトウエイトグラファイトクロスは、織物の中でも最軽量を誇るスーパー織物です。グラファイトクロスのフィーリングをそのままに、レイアウトの自由度が増し、新しいフィーリングをもたらします。
※フィッシングロッドにのみ採用

この4軸組布は、オリムピック独自のスペシャル4軸組布で、斜めに配置した繊維の角度を63.4°まで傾斜させ、より高密度に組み上げることにより、軽くて剛性感の有るブランクスを作り上げることが可能となります。他の4軸組布や平織りカーボンとの組み合わせによる多軸構造で、さらにパフォーマンスの高いブランクス性能を実現できます。
※フィッシングロッドにのみ採用

グラファイトクロスとの違いは、重量と成型厚み。タテ・ヨコの繊維構成比はそのままに、約10%軽量化し、構成された薄い織物です。見た目のシルエットもグラファイトクロスとは違い、カーボン模様の特徴でもあるマス目が大きく映し出され、軽いけれど強いというビジュアルインパクトも兼ね備えています。

精密な細ピッチで繊維を巻く構造と、各方向の繊維を高弾性化させ、運動性能が格段にパワーアップした「スーパークワトログラファイトクロス」。

>単一方向性繊維だけではなし得ないフィーリングを生むグラファイトクロス唯一の弱点がウエイトでした。しかし、バランサーを兼ね備えるレイアウトを考慮したとき、抜群のフィーリングが生まれました。ブランクスに対する角度を変化させることにより、捻れ・潰れ剛性のバランスを最適なフィーリングが生まれるように調整しました。

グラファイトクロスよりもグラファイト繊維の弾性率を引き上げ、さらに軽量化。軽量シャフトへのレイアウトに自由度が増し、クロス基材の特徴でもある優れた機械的特性を維持したまま軽量化に大きく貢献するハイグレード織物です。縦横に編み込まれた中弾性カーボン繊維同士があらゆる方向に高い剛性を生み出し、シャフトのポテンシャルをワンランク上へと押し上げてくれます。
※ゴルフシャフトにのみ採用
さらに高品質素材を追求

高強度と高弾性率化の両立を実現した、東レ(株)炭素繊維“トレカ ”T1100G は、次世代航空宇宙向けに開発された最高強度の炭素繊維です。



OLYMPIC Sensitivity System

◆人間の手は周波数を検知できる
人間の皮下にあるマイスナー小体とパチニ小体が周波数(振動)を検知できます。そしてこれらの受容器は特に指先に多く集中しています。人間の周波数識別能力は、15Hz?120Hzで試験を行ったところ全ての周波数領域で±20%の範囲で識別が可能であったという試験結果があります。この報告により、ロッドの感度は周波数として人間が感知可能であるという事を元に実験を行うことができます。
※各小体の数、反応は個人差が非常に大きい。
◆メバルのアタリは2種類存在する
私たちはまず実際のメバルのアタリを測定してみることにしました。今回の実験では他社製ロッド2本とGOFS-762UL-S〈試作段階〉、GOFS-762UL-TG+(ガイド数が多い)〈試作段階〉、GOFS-762UL-TG?(ガイド数が少ない)〈試作段階〉の計5本のロッドにセンサー端末を取り付け、FFTanalyzer(高速フーリエ変換)とMeasuringAmp(加速度センサー)を使用してアタリの周波数をパソコン上に折れ線グラフで表示することにしました。タックルには3lbのフロロラインに1.4gのジグヘッドを使用。すると今回の実験では各ロッドに8回のアタリ、計40回のアタリを確認することができ、大きく2つのパターンに分けることができました。まずひとつめが①のグラフの「吸い込み・反転型」、それともうひとつが②の「追跡・ついばみ型」。波形の違いが出ているので、違う周波数が発生しているのが分かります。


◆各アタリが持つ周波数
前述の振動加速度グラフからロッドに伝わったアタリの周波数を算出した結果、主に「吸い込み・反転型」は6?18Hzの周波数で、D社のチューブラーロッドではアタリの軌跡が1回のみでショートバイトの軌跡を表していました。このことからこのような低周波数の非常に小さなアタリに対してはアタリを感じてアワセで掛けるのではなく、いかにソフトなティップでオートマチックに掛けられるかが重要となります。もう一つの「追跡・ついばみ型」は、30?40Hzの周波数領域であることが分かりました。この領域ではロッドによって明らかにグラフに差が出ていることから、いかにこの領域のアタリを感じとれるかが高感度ロッドの条件といえます。
◆固有振動数の違いが感じ方の違い
物は衝撃を与えたときに決まった振動数で振動します。これを固有振動数といいます。一般的に硬いものほど高周波、柔らかいものほど低周波といわれています。そしてもちろんフィッシングロッドにも固有振動数は存在し、それを測定したものが表③です。3lbのフロロラインにオモリ2号を付け、糸を指で弾いた64回の平均値を表示しています。これを見ると明らかにMC社のロッドだけが低周波領域に偏った固有振動数を持つロッドである、ということがいえます。このそれぞれのロッドが持つ固有振動数の違いが、アタリの感じ方が違ってくる原因のひとつであると考えられます。

◆アタリが明確になるのは、共振状態
「共振」という現象が存在します。「共振」とは、固有振動数と外部から与えられた振動数が一致したとき振幅が最も大きくなる事、つまりロッドの固有振動数にアタリの周波数が同等であった場合共振状態となり「高感度」と感じる、ということがいえます。2つのアタリの周波数と③の固有振動数グラフを照らし合わせてみると、MC社のロッドは「追跡・ついばみ型」のアタリを感知しづらく、フィネッツァはチューブラートップとソリッドトップどちらでも独自のアクション設定により、双方のアタリに対して感知できていることが分かります。特に感度に差がでる「追跡・ついばみ型」の30?40Hzのアタリでは明確にその差が見てとれます。結果ソリッドトップであってもアクション設定次第でチューブラーと遜色ない高感度を実現できるといえるでしょう。フィネッツァのガイドの数による感度の違いについては、今回の実験ではみることができませんでした。
◆減衰率で比較するとその差はより明確に
上記の実験以外に、減衰率と感度にも注目しました。減衰率とは振動が減衰していく早さや、大きさを表したものです。アタリの周波数に対して減衰率が高いとアタリがきてもすぐに振動が収束します。つまりロッドを握っている手のひらで、振動として感じることが難しくなるのです。加振器を使い、測定されたついばみ型のアタリ(約30Hz)に対する各ロッドの減衰率をチェックしたところ、実使用感からリストアップした順位づけと一致しました。かなり明瞭な形で数値化できるので、感度を計測する上でのひとつの手段として有力な方法であるといえます。

そしてゴルフシャフトにも
ゴルフクラブのシャフトはフレックス、トルク、キックポイント、ウェイトが問われても、センシティブ=感度はこれまであまり重要視されなかったのではないでしょうか。もちろん感度以外の要素も重要ですが、それらの特性をさらに活かすための、確実なショットを生むための性能が、シャフトの感度だったのです。ショットの良し悪しを手のひらで感じ取り、シャフトの働きを瞬時に判断し、次のショットにフィードバックする。それを可能にするのが感度なのです。フィッシングロッドの開発で養ったノウハウは、G.S.S.(Graphiteleader Sensitivity System)として高感度シャフト生産に活かされています。


G-MAPS TECHNOLOGY




※イラストはイメージです。
AUTOCLAVE TECHNOLOGY

オートクレーブ製法
「オートクレーブ製法」とは、ボーイング787の主翼やレーシングカーのボディー等々の生命に関わる重要な部品を生産するために用いられている特別な成形方法です。
